アメリカでは、各州が必要最小限の予防接種を州法により決めていますが、これとは別に連邦政府の機関であるCDC(疾病予防管理センター)と、小児科学会、そして家庭医学会が毎年共同して予防接種のスケジュールを定めています。このスケジュールに沿って健診・予防接種を受けるのが全米では一般的です。当クリニックでは、米国で義務付けられた検査、推薦項目及び日本の学校保健法に準じた健康診断、及び予防接種を年齢別に行っています。
予防接種スケジュール
年齢 | 米国小児学会推薦の予防接種(必須) | 米国小児学会推薦の予防接種(任意) |
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新生児
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B型肝炎① | |
1ヶ月
|
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2ヶ月
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B型肝炎② | ロタ① |
3種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳)① | ||
ヒブ(H. influenza type B)① | ||
筋注ポリオ① | ||
肺炎球菌① | ||
4ヶ月
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3種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳)② | ロタ② |
ヒブ(H. influenza type B)② | ||
筋注ポリオ② | ||
肺炎球菌② | ||
6ヶ月
|
B型肝炎③ | (ロタ)③ |
3種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳)③ | ||
ヒブ(H. influenza type B)③ | ||
筋注ポリオ③ | ||
肺炎球菌③ | ||
9ヶ月
|
||
12ヶ月
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肺炎球菌④ | |
麻疹・おたふく・風疹① | ||
A型肝炎① | ||
15ヶ月
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水疱瘡① | |
ヒブ(H. influenza type B)④ | ||
18ヶ月
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3種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳)④ | |
A型肝炎② | ||
4~6歳
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3種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳)⑤ | |
水疱瘡② | ||
筋注ポリオ④ | ||
麻疹・おたふく・風疹② | ||
9歳~
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パピローマウィルス* | |
11~12歳
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大人用3種混合 (ジフテリア・破傷風・百日咳) |
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髄膜炎球菌① | ||
16歳
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髄膜炎球菌② | |
毎年
|
インフルエンザ (月齢6ヶ月以上の全ての小児患者) |
*HPVワクチン
9歳~14歳は2回接種、15歳以上は3回接種になります。
(2021年11月~取り扱いを始めました)
◇◆◇ 4歳以降は、毎年1回健康診断を受診することをお勧めします。◇◆◇
※免責事項
なお、作成した予防接種一覧表は、CDCのIL州の法律に沿ったものですので、他州の方は最寄の医療機関にてご確認ください。こちらはあくまで目安になりますので、公式書類として使用する場合は必ず医師の確認が必要となります。当院では責任を負いかねますのでご了承下さい。