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冬の健康管理

 

今月は、冬を元気に過ごすための日常生活上のポイントについてお話させていただきます。

1)冬はまず風邪、インフルエンザ等の感染症の予防が重要です。

昔から手洗い、うがいは風邪予防の基本であると言われていますが、医学が進歩した現在でも最も重要な防御法であることにはかわりません。さまざまな研究でその効果も実証されています。
かぜは咳やくしゃみだけでなく、手に付いたウイルスが口や鼻に入ることでも感染しますので、まめに確実な手洗いをすることが重要です。これは基本ですが、風邪の予防にはこれに勝る事はありません。食事の前、帰宅後、トイレの後、料理をする前には必ず手を洗ってください。石鹸はよく泡立てて15秒ほど、洗い残しやすい指先・指の間・親指なども入念にこすりましょう。薬用石鹸などでこすり過ぎると常在菌を殺したり、皮膚に細かな傷をつけたりしてかえって感染しやすくなるので普通の石鹸でも十分です。
うがいは、口やのどへのウイルスの付着を防ぎます。うがい薬を使わなくても、塩水だけでも効果があることが明らかになっています。15秒間のうがいを連続2〜3回、外出から帰った時だけではなく、1日3回程度行なう様にしましょう。
咳、くしゃみをする時はティッシュ、ハンカチを使うようにして下さい。良く手で口をふさいで咳、くしゃみをする光景を目にしますが、手は一番他人に触れる部分です。手を使ったら直ちに手洗いをしましょう。又、ティッシュ、ハンカチは冬の季節は常に持ち歩くようにしましょう。もし、ティッシュやハンカチを持ち歩いてない場合は肘の内側の部分で口をふさぎ咳やくしゃみをするようにして下さい。手を使うよりは他人に触れる確率が低いです。
2)運動不足、体重増加の注意

冬は何かと家に閉じこもりがちで運動不足になりやすい季節です。特にシカゴの冬は寒さが厳しく、外に出るのが難しくなります。しかし定期的な運動は免疫機能を維持する効力もあり、風邪予防にも重要です。また、運動をする事により、
肩こりや腰痛などのトラブルの予防にもなります。さらに家でゴロゴロする時間が増えることにより、代謝が低下し、また、間食も増えたりすることで体重も増えやすい時期でもあります。冬の間はジムに加入する等して、積極的に体を動かすようにしましょう。

3)冬は空気が乾燥します。

シカゴは日本より空気が乾燥しています。冬になるとこれが一段と目立ってきます。空気が乾燥すると皮膚が乾燥し、かゆみの原因となります。又、鼻の粘膜も乾燥し、鼻血がでやすくなります。さらに眼も乾燥し、色々な眼の障害も起こりやすくなります。冬の間は保湿クリームを十分に使い、皮膚を守ってください。又、鼻の乾燥には生理食塩水のスプレーがありますので、それを使ってください。眼の乾燥には市販で売られているドライアイ用の点眼薬が有効です。また、加湿器を使用し、湿度を上げることも重要です。

4)外出時は凍傷に注意。

シカゴの冬の寒さは日本と比べ物になりません。摂氏マイナス20度にもなる日もありますので、外出時は十分に注意してください。特に耳、指先などの末梢部分は寒さによって血流が悪化しやすく、ダメージを受けやすくなっています。手袋、耳当て、帽子は必ず着用してください。しもやけになってしまったらすぐに暖め、変色、水ぶくれなどが見られるようでしたらすぐに診察を受けてください。

5)鬱病の悪化

冬は日が短くなり、働いている方は暗いうちに出掛け、帰りも暗いと言うことも珍しくありません。このような時は鬱症状が悪化しやすいので、鬱病の病歴がある方はその点に注意し、周りの方も症状の悪化に注意しておきましょう。
6)血圧に注意
冬の寒さは血管を収縮させて、血圧を上げます。普段から血圧の高い方では、さらに血圧が上がってくることもしばしばです。また、寒さだけでなく温度差も血管に大きな負担をかけます。温度差が大きいと血管の拡張と収縮が急激に行われるため、血圧も急激に変化し、これが心臓や脳血管の障害を引き起こすのです。心臓病以外に、血圧が上がって起こる脳出血が多いのも、この季節の特徴です。高血圧の方は血圧の管理を十分に行い、外出時は温かい服装で出かけて下さい。 

以上、冬の間注意する事に関してお話させていただきました。どうぞ元気に寒い冬を乗り切ってください。