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疲れやすい

 

疲れやすい

誰でも時には疲れを感じますが、場合によっては病的な原因がある事もあります。

疲れやすい、疲れが取れない、等の表現はよく耳にします。疲れは一般的に体力的な負担、精神的なストレス、退屈感、睡眠不足等に対する体の普通の反応です。しかし、睡眠を十分に取り、規則正しい食生活を保ち、特にストレスが無いのにも関わらず疲れが取れない場合は医師と相談した方が良いでしょう。ただの疲れだと言って放っておくと重病を見逃す事もあります。

内科で頻繁にみる病的な疲れの代表的な原因の一つが甲状腺機能低下症です。この病気は橋本病とも呼ばれ、女性に多い病気です。また、この病気は目立った症状が無い為、中々気が付かないうちに病気が進む事が一般的です。疲れの特徴としては、朝はすっきりと目覚めるのですが、簡単な日常生活レベルの動きでもすぐに疲れてしまいます。この病気は血液検査で簡単に診断できます。

もう一つの頻繁にみられる原因が鬱病、鬱症状の一部として現れる疲れです。この場合、目覚めの時点ですっきりしない事が多く、疲れが一日続く事が一般的です。軽度の鬱病は精神的な症状よりも疲れ、頭痛、不眠等の内科的な症状で現れる事が多いので、鬱病の自覚が無い場合が多くみられます。

その他の疲れの原因として下記の原因が頻繁にみられます。

  • アレルギー(花粉症の時期は疲れが感じられやすく、花粉症から起こる睡眠障害も原因ですが、花粉症の症状その物が疲れと感じられる事もあります。また、花粉症の薬の副作用で眠気、疲れが起こる事もあります)
  • 貧血(女性に多く見られ、立ち眩みが頻繁に伴います。鉄分を補給する事で症状は改善します。)
  • 慢性の痛み(関節の痛み、腰痛、肩凝り等)
  • 睡眠障害(不眠症、睡眠時無呼吸症候群等、いびきがひどい方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。この場合熟睡出来ないので、睡眠不足となり、日中の疲れが目立ちます)
  • アルコール類の過剰摂取
  • 慢性腎疾患、肝疾患
  • 心臓病
  • 糖尿病
  • 膀胱炎 等があります。

また、薬の副作用として疲れが出る事もありますので、使用中の薬があれば、医師と相談しましょう。(特に抗ヒスタミン剤、血圧降下剤、睡眠薬、副腎皮質ホルモン等)

疲れと共に下記の症状がある様でしたら早めに医師に相談して下さい。

  • 体重減少
  • 便秘、皮膚の乾燥、体重増加、寒さに過敏
  • 夜何度も目が覚める
  • 頭痛
  • 複数の薬を飲んでいる
  • 常に悲しく感じていたり、急に泣いてしまう

必要な検査を受け、特に病的な問題が無い場合は疲れを溜めない様に、下記の事に注意して下さい。

  • 出来る限り十分な安定した睡眠を取る(寝貯め等は効果はありません)
  • 規則正しい食生活をし、水分を十分に取る定期的に運動をする
  • リラックスする方法を見つける(ヨガ等)
  • 仕事と私生活のバランスを見直す
  • 総合ビタミンを服用
  • 煙草、アルコール類を止める

カフェイン類やエネルギードリンク等は一時的な効果はありますが、根本的な解決法にはなりません。