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乳癌

 

日本人女性の間で乳癌の発病率は上昇し続けています。

乳癌は40歳位から発病率が高くなり、年齢と共に更に上がります。
年齢以外にも、妊娠経験の無い方、初出産が高齢の方、乳癌の家族歴のある方、初経の早い方、閉経の遅い方、肥満女性等はそれぞれリスクが更に高くなります。

また、食生活と乳癌の関連性は色々と研究されており、一般的に肥満度が高い国、動物性脂肪が多く摂取される地域は乳癌の発病が多くみられます。ですので、乳癌の予防目的だけではなく、動脈硬化などのリスクを下げるために理想体重を保ち、動物性の脂肪分は減らす努力をしましょう。

そして、乳癌になった場合はその他の癌(子宮体癌、大腸癌、卵巣癌、反対側の乳癌)になるリスクも高くなります。

乳癌の症状は初期の段階では殆ど無く、ある程度成長すると痛みの無いしこりとして現れるケースが最も多く見られます。その他に乳房または乳頭のへこみ、わきの下のリンパ腺のしこり、乳房の発赤、ただれ、乳頭からでる異常分泌物(特に血が混ざっている場合)、乳房の皮膚のむくみ、左右の乳房の違い等の症状がある場合は要注意です。

乳癌はしこりが主な症状ですので、視診、触診が重要な診断法となります。早期発見の意味でも、自己検診を最低月一回行って下さい。自己検診の時期としては生理が終わった一週間後ぐらいが適当です。乳房のしこり、左右の違い、皮膚のへこみなどに注意して下さい。最初のうちはしこりを見つけるのが難しく感じると思いますが、自己検診を続けて慣れてくれば、正常時との違いに気が付くようになります。また自己検診の方法は仰向け、立った位置、わきの下のチェックなど、いろいろコツがありますので、医師から正しい方法を習得して下さい。

自己検診、視診、触診以外に重要なのが画像診断です。現在X線、超音波、MRI等の検査方法がありますが、予防的、早期発見目的で使用されている画像診断の基本はマモグラム(乳房X線)検査です。マモグラム検査は2枚の板で乳房を挟んで、平べったくして撮影します。こうする事で、しこりとその周囲にある正常乳腺の差が際立つためです。また、放射線の量を少なくして、被曝を抑える目的もあります。上下、左右から圧迫して、それぞれ撮影することが一般的です。マモグラムの長所は乳癌がまだしこりとして振れられる前の段階で癌を見つけることが可能と言うことです。乳癌の多くの物がしこりとして触れられる前の段階で石灰化という変化を示します。マモグラムではこの石灰化を発見する事ができます。但しその反面欠点もあります。マモグラムの特徴として、乳腺は白く、脂肪は黒く映ります。乳腺を白く映し出すので、乳腺が発達している若い人のマンモグラムは真っ白になります。年齢が上がるにつれ、乳腺が萎縮してその部分は脂肪になります。脂肪は黒く映し出されるので、年配の方のマモグラムは黒くなります。しかし、しこりはマモグラムでは白く映し出されます。したがって、若い人のしこりは、乳腺の白いところに白く映し出されるので、マモグラムではわかりにくい事があります。つまり若い方はマモグラムの正確度が落ちると言うことです。

このような、マモグラムの欠点もしくは限界を補っているのが超音波です。40歳以下の人は、マモグラムよりも超音波の方が乳房の現状がわかりやすい事もあります。但し超音波では石灰化は移りませんので、超音波だけに頼るのも不十分です。

現在日米共に、40歳になったら年に一度のマモグラムを受ける事が一般的に進められています。自分の年齢、家族歴、その他の危険因子などを考え、自分にあった予防方法を医師と相談し、受けて下さい。