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虫刺され
 

夏になると、外出の機会が増えるとともに、虫刺されも多くなります。その時に忘れてはならないのが虫対策です。

虫刺されは痛みや痒みをともない、とても不快なものです。虫に刺されないようにするためには、虫が活動する時間帯や多く発生する場所を知って、そういった時間や場所を避けるのが一番です。そうはいっても、虫刺されこわさに海や山へ出かけないというわけにはいきません。

虫刺されを出来るだけ予防するには・・・

長袖の上着・長ズボンを着て肌の露出を控える
匂いに反応しないよう香水・整髪料をつけない
市販の虫よけ剤を必ず使用する
蜂は動くものに反応するので、蜂を見たらむやみに動かない
蜂は黒い色を好むという傾向があるので、髪の毛や目などを襲ってくることがあるので、頭を隠すように低い姿勢を取るほうが良いでしょう。黒い服も標的になりやすいので、避けた方がよい。

虫刺されは、刺された部分に痛み、痒み、炎症が起こり、赤く腫れる事が一般的です。場合によっては刺されたあとが残ったり、かきこわして症状がひどくなったりする事もあります。まずは刺されないように注意し、もし、刺されてしまったら、ひどくならない様に早めにケアをしましょう。

特に子供は、蚊に刺される経験がおとなよりも少ないため、おとな以上にかゆみを強く感じます。その上、掻かないように指示しても中々我慢してくれません。かきこわして化膿しないよう、早めにかゆみ止めなどを塗るようにしましょう。

まず刺された部分を冷やす事が必要です。冷やす事により、炎症が抑えられるので、腫れも抑える事が出来、また痒みも抑える効果があります。それでも痒み、痛み、腫れが目立つ場合は、市販薬のHydrocortisone1%を購入し、患部に塗り込んで下さい。その他には市販の抗ヒスタミン剤(Benadryl等)を服用するのも効果的です。

虫の中で特に注意が必要なのが蜂です。ハチに刺されて死亡という事件は、毎年何件か起きていますが、その多くはハチ毒そのものによるものではなく、アレルギーによるショック死です。
一度ハチに刺されると、体内で抗体が作られます。すると、次にハチに刺されて抗原が体内に入った時に、強烈なアレルギー反応を起こす人がいるのです。これはアナフィラキシーと呼ばれるものです。アナフィラキシーの症状は呼吸困難、咽喉や胸の違和感、唇の腫れ、嘔吐、めまい、ふらつきなどです。この様な症状が蜂に刺された後起こった場合は、症状が急激に悪化する事がありますので、大至急医療機関に連絡して下さい。

もう一つ注意が必要な虫がマダニです。マダニは森林でよく見かけますので、キャンプ等に行くときは要注意です。ダニの口は鋭くとがっているため、皮膚に食い込んでくることもあり、かなりやっかいです。マダニの場合、噛まれた部分の処置は他の虫と変わりませんが、マダニはライム病と言う感染症の原因になる事もあるので要注意です。ライム病は噛まれた後、風邪のような症状、特徴のある湿疹で発病する事が一般的です。潜伏期間が長いので、噛まれた2〜3週間ぐらいは注意が必要です。

虫刺されは一般的な応急処置で大体の場合、自然に治りますが、下記のような場合は医師の診察を受けて下さい。

患部以外に症状が現れた場合(唇が腫れる、胸が苦しい、全身の蕁麻疹等)
化膿した場合
腫れが1週間たっても引かない場合
ダニが皮膚に残っている場合