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溶血性連鎖球菌感染症
 

英語名:Streptococcal Pharyngitis, Strep throat

原因:細菌感染症
溶血性連鎖球菌という菌は別名溶連菌と呼ばれ、アメリカではStrep Throat (扁桃炎)とかScarlet Fever (しょう紅熱)等、一般に良く知られている病気を起こす細菌です。潜伏期間は約5−7日間、感染経路は人から人への直接感染および空気感染と考えられています。

症状:
高熱、それも今迄とても元気でいた子供が何の前兆も無く学校から帰宅後、突然高熱を出したり頭痛を訴えたりすることが頻繁に見られます。もちろん喉の痛みを伴うことが多く見られますが、それだけでStrep Throatとは言えません。時には腹痛だけという子供もいますしScarlet Feverのように体中に赤い発心と熱だけといった場合もあります。喉の痛みは病気発生後約24時間で現れてきて、覗くと真っ赤な喉で、時には小さなプチプチがあったりします。舌はやはり赤く、よく苺舌等と表現されます。
 この細菌は百の顔を持つと言われていて、全く予想ができないような症状で来診される患者さんもたまにいらっしゃるので我々医者泣かせの病気でもあります。病気は一年中発生しますが、やはり冬期に発生率が上昇します。よく流行の真っ最中には小学校等がこの病気の為に一時閉鎖されることがあります。現地校では診断の確定した生徒は他の生徒への感染を予防する為に一定の治療が終わるまで登校が禁止されています。

診断法:
扁桃及び喉からの細菌培養が一番正確です。只この方法だと培養が終わって結果が出るまで24−48時間かかるという欠点があります。最近では溶連菌の抗体テストも診断に使うようになってきました。抗体テストは約10分で結果が出るという利点があるもののテスト料が細菌培養よりも高く、又診断信頼性も約90〜94%と培養の99%に比べて少し低いという欠点もありますが診断を急ぐ時には便利なテストです。まして子供を学校に行かせるべきかどうかという判断の必要なときには欠かせないテストとなってきました。

治療法:
数年前まではペニシリンを10日間服用すれば完治されると言われていた単純な病気でしたが、最近ではこのペニシリンに抵抗力を持った細菌が10−20%の患者さんに出現する様になって来ました。その為に10日間の服用後もまだ症状があったりする事があります。この場合は又他の抗生物質を10日間服用しなければなりません。