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アメリカの緊急医療
 

備えあれば憂い無し
日本とは医療システムの異なるアメリカで急病人やケガ人が出た場合、さてどういたら良いでしょうか?
「備えあれば憂いなし」の諺通り、何事もない今こそ、その対策を真剣に考え、いざと言う緊急時に 備えたいものです。

まずホームドクターに速絡する
急病人やケガ人が出たら、余程の緊急事態でない限りまず始めにする事は、ホームドクターに連絡する事です。
通常、ホームドクターは、24時間いつ何時、自分の患者から連絡があっても、それに応じる 電話システムを持っています。
患者から電話を受けたホームドクターは、症状に応じて、たとえば次のような指示を出します。

(1)救急治療室(Emergency Room)に行く必要がある場合

・救急治療室までの患者運搬方法を考える必要がある。
「救急車を呼ぶべきか」それとも「自家用車で大丈夫か」
・病院の指定
 通常は、ホームドクターがスタッフになっている病院に行くように指示する。
 提携病院であれば、ホームドクターがそこへ出向くこともできるし、仮に入院しても主治医となって 治療にあたれる。
 但し、パブリックの救急車を利用する場合は、病院の指定はできない。
 ホームドクターは、事前に患者の行く救急治療室に連絡を入れておいてくれる。


(2)救急治療室に行く必要がない場合

・応急処置の指示
・薬の指示
 例えば、"タイレノールを飲ませなさい" とか、"薬局でこういう薬を買って飲ませなさい" など
・処方薬が必要な場合は、ホームドクターが患者の指定した薬局に直接電話をかけ、薬剤師に口頭で処方する。
・来院の指示
 常に救急治療室に駆け込む事が最善の策とは限りません。
 時間の無駄、お金の無駄にもなりかねません。適切な行動を取るために、まずホームトクターに連絡を。

救急治療室に行くまで

 ホームドクターより救急治療室に行くように指示を受けた場合、今度は患者を出来るだけ早くスムーズに
 運搬しなければなりません。

どんな時に教急車が必要?

 日本では、急病人やケガ人が出るとすぐに119を回し、数分後には救急車が到着します。これに慣れている
 我々日本人は、気軽に救急車を呼びたくなります。
 しかし、アメリカの救急車は、そうすぐには駆け付けてくれません。
 つまり、アメリカでは、救急車は必ずしも救急治療室に患者を運ぶ一番早い方法とは限りません。
 むしろ、自分の車、友達の車、あるいはタクシーを利用した方がはるかに早い場合も有り得ます。
 では、救急車を呼ぶ必要がある時は、どんな状況の時でしようか?
 (1)呼吸困難
 (2)意識不明
 (3)大出血
 (4)激痛
 等々、とにかく命にかかわる、あるいは、患者自身で体を動かす事が困難な場合、
 すぐに救急車をよびましょう。

アメリカの教急車

 アメリカの救急車には、運営形態により、パプリックとプライペートがあり、さらに内容的には、
 BasicとAdvinced の2種類があります。

救急車の種類

Basic Support Ambulance Advanced Life Support Ambulance
これは、普通の救急車で、心臓蘇生や酸素吸入等、基本的な救急設備を備えているが、一口で言えば、人命に危険のない病人やけが人の運搬車。 この救急車は、“動く集中治療室”と考えると良い。病人やけが人を病院に運搬するだけでなく、救急車の中で高度な技術を駆使した救命や治療が開始される。

なお、どちらの救急車が必要かについては、救急車側で判断する。

救急車の呼び方

電話のかけ方
パブリックの場合は911、プライペートの場合は、それぞれの電話番号をダイヤルする

つながったら
(1)I need an ambulance.(救急車をお願いします)と言う
(2)落ち着いて、氏名、住所、電話番号等を知らせる
(3)向こうから、病状やケガの様子等を間いて来るがこの際、むずかしい医療用語は不必要。
 簡単な言葉ではっきり伝える事が大切
(4)必要ならば、救急車が到着するまでの間にできる応急処置を教えてもらう。
(5)Please hung up(電話を切って下さい)と指示があるまで絶対にこちらからは、電話を切らない事

救急車が到着するまで
・患者を安心させ、必要ならば、教わった応急処置を取る
・病院に持参する物を用意する
(1)薬のボトル
服薬している場合は、薬のボトルをそのまま持参する
(2)ホームドクターの名前・電話番号・救急用電話番号
(3)保険のカード
(4)クレジットカード、チェック
アメリカの保険に加入していない場合、必要
☆病院には、貴重品や現金は出来るだけ持参しない事。但し、家の鍵は忘れずに

・人数に余裕があれば、救急車を迎えに出る。表通り、アパートの前など目立つ所に立ち、救急車を誘導する

救急治療室で

正確な情報を教急医に
 ホームドクターから事前に連絡が入っていれば別ですが、普通、救急医は、これから診察する患者について
 何も知りません。
 受付時に門診表に、簡単に記入しますが、次の点について救急医に、できるだけ詳しく正確に
 伝える事が重要です。
(1)病気やケガの状態一発生から現在まで
(2)現在治療中の病気の有無。服薬状況
(薬のボトルを見せる)
(3)病歴、家族歴
(4)薬物アレルギーの有無
(5)破傷風の最終接種日
(切り傷、刺し傷、火傷等の外傷の場合、これが重要になる)

ホームドクターとの速携
救急医は、必要に応じてホームドク夕一に電話で経過を報告します。もし病状がうまく説明できない、
あるいは、救急医の説明がよくわからない場合もホームドクターに連絡を取ってもらいましょう。

(執筆:日本クリニック)