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前立腺肥大症について
 

男性なら誰でも起こる可能性のある前立腺肥大症は、50代からよく発症します。根治するのが難しい病気ですので、うまく付き合っていく事が大切です。

前立腺とは?
 前立腺は男性のみに見られる臓器です。尿が膀胱から尿道を通って排泄されますが、その膀胱から尿道へ変わる部分(尿道の初めの部分)を包む様に配置する球状の臓器が前立腺です。この臓器の役割は精液を作るのに大きく関与しています。

原因は?
 前立腺が肥大する原因はホルモンの影響によると見られています。DHTと言う男性ホルモンが前立腺を刺激し、肥大を促す原因となっています。また年齢とともに、このホルモンに影響される要素が強くなるので、症状が現れるのは一般的に高齢になってからが多いと見られています。統計的に見ますと、四十代の方の20%、五十代の方の50%、八十歳を超えると90%異常に肥大が認められます。但し肥大があれば必ず症状があるわけでは無いので、実際に症状を訴えるのは五十五歳で約25%、七十五歳で約50%となります。

症状は?
 症状は大きく分けて2種類あります。前立腺の肥大による尿道の狭窄化による症状と、尿道の刺激による症状です。尿道が前立腺肥大により細くなってしまうと当然尿の流れに影響を及ぼします。尿が出始めるのに時間がかかる、尿の出に勢いが無い、残尿感、頻尿、排尿後の尿の漏れなどがあり、ひどくなると力まないと尿が出なくなる事もあります。尿道の刺激による症状としては突然催す尿意、頻尿、夜尿等があります。さらに症状が進むと尿が全くでない状態になってしまう事もあります。

診断は?
 前立腺肥大症の診断は上記に述べたような症状、及び触診等で大体の場合診断はつきます。但し前立腺癌も似た症状で現れる事もありますので区別する為には尿検査、血液検査、超音波、場合によっては生検が必要となる事もあります。

治療法は?
 第1選択としては薬物療法が始められます。よく使われる薬は前立腺や膀胱の出口の筋肉を和らげて、尿道の圧迫を少なくすると言う物です。ある程度の効果は期待でき、副作用も比較的少ないのでまずはこの治療を試みる事が多いです。薬物療法で症状が思うようにコントロールできない場合は、外科的治療が必要となります。前立腺を摘出する方法やレーザー治療が一般的ですが、それぞれ術後の後遺症などの問題が少なくないので、よく検討して手術を決めた方が良いでしょう。自分の年齢、症状の程度等から治療法を慎重に考えた上での選択が必要です。

予防法は?
 前立腺肥大症は男性ホルモンの影響で起こると考えれば、予防するのはまず不可能です。従って、保存的な治療をすることと症状を悪化させないようにする事が重要です。50歳になったら年に1回は前立腺の触診と血液検査を受けるようにしましょう。触診で前立腺にシコリが触れられたり、また血液検査(PSA)の数値が高めに出る場合は前立腺癌との区別をつけることも重要です。また症状が悪化する因子は色々ありますが下記のことに注意して下さい。

1)排尿をがまんしない。
2)便秘にならないようにする。
3)長時間座ったままの姿勢を続けない。
4)水分をとるようにこころがける。
5)アルコールは控える。
6)刺激の強い香辛料は避ける。