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うつ病(Major Depression)について
 

鬱病は思っているより身近な病気です。特に軽症の鬱病を含むと15人に1人は一生のうち鬱病を経験すると言われています。

3年ほど前に鬱病について話しましたが、それ以来鬱病についての一般的知識が高くなってきています。アメリカでは鬱病は以前から一般的な病気と見られていましたが、日本社会でも徐々に認識度が高まり、治療、相談を求めて受診する方が増えています。

うつ病は年齢、性別を問わず起こります。統計的には女性の方が男性よりも発病率が高いようですが、男性の方が自殺等の重篤な症状に発展する事が多いようです。年齢的には二十代、三十代に多く、また女性の場合は出産後、更年期に発病率が著しく高くなります。また、見過ごされがちですが、高齢の方のうつ病もかなり増えています。

うつ病の原因

うつ病の原因はいろいろな考え方がありますが、遺伝、過去の出来事の影響、ストレスなどに影響されて発病する事が多く見られます。最近特に多く見られるのが、職場でのストレスが原因でうつ状態になるケースです。

うつ病の症状

典型的な症状が揃っている場合は診断は容易ですが、最近多い軽症の鬱病はもっと些細な症状で現れる事が多いです。以下の症状が当てはまる方は軽症の鬱病の可能性があると考えてください。

精神症状 

落ち込む、何をしても面白くない、イライラして落ち着かない、悲観的になる、考えがまとまらない、頭に何も浮かばない等の思考制止状態、何をするにも億劫、やる気が出ない、日常の仕事、家事は何とかこなせるが、努力が必要、新しい事を計画、実行する事が困難、寝付きが悪い、夜中に目が覚める、朝早く目覚め、その後眠れない、又は睡眠過剰などの睡眠障害

身体症状 

易疲労感、全身倦怠感、肩こり、頭重感、胸部圧迫感、食欲不振、体重減少、便秘、月経異常、性欲減退、めまい、耳鳴り、動悸、口渇、原因不明の体の痛み

うつ病の治療

医師に受診した後はまずある程度の検査(血液、尿、心電図等)が普通行われ、他の病気が無いか鑑別します。うつ病以外の病気が無い場合は、このような検査は全て正常ですので、この時点で正しく診断されれば治療へと進みます。

うつ病の問題はまず治療を始めるのが遅れる事です。これはすぐに医師の診察を受けないということが主な原因です。症状が軽い方はうつ病だと気が付いてない事や、またはうつ病だとわかっていてもあまりイメージが良くないと思われがちなので隠してしまうなどが主なものです。また自分がうつ病だと認めたくない為、受診しないと言う方もいるようです。

抗鬱剤

治療の基本は抗鬱剤の内服です。うつ病の多くは脳内分泌物の不足から起こると言われていますので、その部分を治す薬が現在では多数存在します。抗鬱剤はとても効果的で種類も多いので根気よく治療を継続すれば、必ず自分に合う薬が見つかります。軽症の方は抗不安薬のみの治療で経過観察する事も可能です。

カウンセリング

内服薬と同時にカウンセリングもとても大切です。カウンセリングでうつ病の原因となっているような生活上のストレス、人生の出来事を話す事が重要です。また、うつ病のような心の病気は家族のサポートも大切になってくるので、定期的に一緒にカウンセリングを受けるのも効果的です。